補聴器の音が聞こえなくなった時の原因と対策について
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補聴器を使用していると、以前よりも音が小さくなってしまったり、まったく音が出なくなってしまうことがあります。
そのような場合、補聴器の内部部品の故障以外にもいくつかの原因が考えられますので、今回はその原因と対策を解説いたします。
1)電池を確認・交換する(充電式の場合は充電を確認)
〇電池式の場合
- 電池ホルダーに正しい向きで入っているか
- 電池が消耗している場合は、新しい電池に交換
- 新しい電池の場合はシールをはがし、数十秒~1分ほど時間が経過してから入れる
補聴器を使い始めたばかりの方は、電池が切れてしまったことに気が付かないことも少なくありません。また、新しい電池を入れたつもりでも、誤って使い終わった電池を入れてしまっていたりすると当然音は出ません。まずは電池を確認してみましょう。
〇充電式の場合
- 充電がしっかりとされていたか
- 充電器にセットした際の動作が問題ないか
- 補聴器のボタンを押してしまい、電源が切れていないか
充電式補聴器の場合は、前日に正しく充電されていたか、補聴器を充電器にセットした際の動作が問題ないかを確認しましょう。器種によっては、充電器にセットした際のランプの点灯等で判断することが可能です。
また、補聴器についているボタンを長押しすることで、補聴器の電源のオンオフが可能な器種もあります。耳に装用する際に誤ってボタンを押してしまい、補聴器の電源が切れてしまっている可能性もあります。その場合はもう一度ボタンを長押しするか、少しの時間充電器にセットしてみましょう。
2)汚れを除去する・フィルター交換をする
補聴器を毎日使用していると、どうしても汚れが溜まってしまいます。音が出ている部分や、音を拾うマイクが汚れで塞がってしまうと、音が小さくなってしまったり、まったく音が出なくなってしまいます。
そのようなとき、ご自身でお手入れをすることも可能ですが、できればご購入店でメンテナンスをしてもらうのが理想です。
3)湿気を取る(乾燥ケース・除湿器)
補聴器にとって湿気は大敵です。補聴器は常に身体に密着しているため、どうしても汗・湿気の影響を受けてしまいます。それにより補聴器の音がこもってしまったり、動作不良等の不具合も起きやすくなります。
そのような時は、補聴器用の乾燥ケースや乾燥機をご使用いただくか、補聴器専門店でのメンテナンスをおすすめします。エクセアでは専用の真空除湿器で補聴器内部に溜まった湿気を取り除いてメンテナンスしています。
4)1~3をおこなっても改善しない場合は、補聴器の故障の可能性
上記の対応をしても音が改善しない場合、補聴器の内部部品の不具合の可能性が考えられます。ご購入店へご相談をおすすめいたします。
急に補聴器の音が出なくなってしまっても、メンテナンスで改善することも少なくありません。
エクセアでは、補聴器をご購入いただいた後のメンテナンスを無償でおこなっております。お気軽にご相談下さい。